独特の甲高いコールと疑惑の判定で日本プロ野球の審判で有名な審判の一人でもある白井一行氏。
時に疑惑の判定などで選手や監督からの評判はあまり良くない話を聞きますが審判としてのキャリアとしてはかなりの実績の持ち主です。
4月24日に開催された「オリックスvsロッテ」戦において佐々木朗希投手に詰め寄り激怒し話題の人物ですが白井劇場は過去にも起こっておりプロ野球ファンからはあまり良く思われていない審判でもあります。
プロフィール
白井一行
しらい・かずゆき
1977年10月3日生明石高 - 甲賀総合科学専門学校
1997年2月1日入局 (26年目)
初出場 2000年8月8日 オリックス-ロッテ 18回戦 (倉敷) 三塁
キャリアとしてはかなり長くベテランの域に入っていきております。
日本シリーズやオールスターゲームでも審判を務めており更には2015年に開催されたWBC(ワールドベースボールクラシック)にて一次ラウンドの「メキシコvsアメリカ」戦で球審を務める等、華々しいキャリアの持ち主です。
また、2002年にはウェスタンリーグの優秀審判員に選出され2021年9月18日の「オリックスvs西武」戦において史上98人目となる通算1500試合出場を記録しており実績も申し分ない審判の一人です。
参照リンク
過去の白井劇場
過去に起きた白井劇場をいくつか見ていきましょう。
・阪神メッセンジャー退場処分
2018年4月12日に甲子園球場で開催された「阪神タイガースvs広島カープ」戦にて球審を務めていた白井氏がメッセンジャー投手を退場処分にした件です。
当時はネットが炎上しTwitterにも「球審の白井」がトレンド入りするほど荒れに荒れてました。
ことの経緯としては際どいコースの投球に対してボールの判定となりメッセンジャー投手が球審に歩み寄りながら暴言を吐いたと捉えた白井氏が退場処分としました。
試合のジャッジを任されている審判に対して暴言を吐いたメッセンジャー投手もいけませんが事の発端が起きた回では際どいコースを何度もボールの判定をされ押し出しのフォアボールで広島に点が入ったタイミングでメッセンジャー投手の怒りが爆発してしまいました。
更に、メッセンジャーに対して睨みつけるような態度で抗議に入った金本監督に対してもかなり高圧的な態度で接しており中立で冷静な対応を求められる審判としてはあまりよろしくない態度を出してしまい炎上してしまう事態になりました。
白井球審が有名になったのもこの事件がきっかけになったとも言えます。
・ファールをデットボール判定
同じく甲子園球場にて「阪神タイガースvs日本ハムファイターズ」戦にて抗議を行った栗山監督を退場処分としました。
事の発端は日本ハムファイターズの武田投手が投じた投球が打者浅井の手にあたりデットボールの判定。
日本ハム1点リードで迎える9回裏のサヨナラのチャンスにつながってしまう先頭打者を絶対に出塁させたくない場面です。
球審の白井氏はデットボールの判定でしたが打者の浅井も少し驚いた様子で一塁に進みました。
それもそのはずで武田投手が投じた投球はデットボールではなくバットのグリップエンドに当たっていたからです。
見る角度によっては手の甲をかすめているといえるかもしれないが打者の浅井に当たった後のボールの軌道やスピードを見るとグリップエンドに当たっていると誰もが思います。
人体にボールが当たると鈍い音がしますしボールの勢いも弱くなります。
当然、この判定に栗山監督は抗議をししました。
結果は覆らず暴言を吐いたとのことで退場処分となりました。
当時の実況や解説も「まさか退場にはならんでしょ」と話していましたが場内アナウンスで栗山監督の退場処分をアナウンスすると驚いたようなリアクションをしていました。
映像だけを見ると確かにこの内容で退場処分はちょっとどうかと思ってしまいますね。
・阪神 二軍監督平田氏 激怒
こちらも阪神タイガース絡みですが二軍戦で起きた出来事です。
どう見ても外角に大きく外れているボール球を甲高い声高らかにストライクコール。
これに対し、当時の平田二軍監督が激怒。
確かにこれは・・・ひどい判定だと言わざるを得ませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
審判として自身のジャッジを簡単に覆すのもどうかと思いますのである程度、同情できる部分もあります。
しかし、明らかな誤審や高圧的な態度で選手や監督に詰め寄る事もありあまりよろしくない態度をしているのも事実です。
個人的には、中立な立場でジャッジをする審判だからこそ常に冷静に紳士な態度でジャッジをしてほしいと思います。